従業員の健康管理とMVPAについて
健康管理の指標としてMVPAというものがあると言うのです、何かと思い調べましたらWHO(世界保険機関)が推奨しているのは、1週間150分以上の運動に対して37%の達成度だそうです。この様に数値で従業員の健康をみることで就業時間内の適切な勤務内容も管理できたりします。
MVPAとは
MVPA(Moderate to Vigorous Physical Activity、中等度から高強度の身体活動)とは、運動の強度を測定する際の指標の一つです。具体的には、以下のように分類されます。
中等度の身体活動(Moderate Physical Activity)
息が少し上がるが、会話は可能なレベル
例:速歩、ガーデニング、自転車の平地走行、軽いランニング
高強度の身体活動(Vigorous Physical Activity)
息が荒くなり、会話が難しくなるレベル
例:ジョギング、サッカー、バスケットボール、登山、激しいエアロビクス
MVPAの重要性
健康増進:心血管疾患、糖尿病、肥満などのリスクを低減し、心肺機能の向上や筋力の強化に寄与します。
メンタルヘルス:ストレス解消、気分の改善、不安やうつ症状の軽減に効果があります。
生活の質の向上:日常生活の活動能力が向上し、全体的な生活の質が向上します。
推奨量
WHO(世界保健機関)などのガイドラインによると、成人は週に少なくとも150分の中等度の身体活動、または75分の高強度の身体活動、もしくはそれらを組み合わせた運動を行うことが推奨されています。また、子供や青年は毎日60分以上の中等度から高強度の身体活動を行うことが推奨されています。
測定方法
MVPAの測定には、以下の方法があります:
心拍計:心拍数を測定し、適切なゾーンにいるか確認します。
加速度計(アクティビティトラッカー):動きを感知して活動の強度を測定します。
自覚的運動強度:主観的な感覚で活動の強度を評価する方法です。Borgスケールなどが使われます。
MVPAを日常生活に取り入れることで、全体的な健康状態の改善が期待できます。