プレゼンティーイズムを改善すると、企業の業績は上がる
企業の業績が上がらない理由の大きな原因の一つに
プレゼンティーイズムがある
「欠勤も少ないし、人は足りている」
「一応みんな出社している」
そう思っている会社ほど、
業績が伸び悩んでいるケースが多い。
理由はシンプルです。
人はいるが、力が出ていない。
これが「プレゼンティーイズム」です。

プレゼンティーイズムとは何か(経営視点で)
プレゼンティーイズムとは、
出勤しているにもかかわらず、心身の不調で生産性が著しく低下している状態を指します。
・眠れていない
・集中できない
・ミスが増える
・判断が遅い
・コミュニケーションが荒れる
・女性の生理不順
など
見た目は「働いている」。
しかし実態は、パフォーマンスが半分以下ということも珍しくありません。
経営にとって本当に怖いのは「欠勤」ではない
多くの経営者は、
- 欠勤率
- 休職者数
- 離職率
を気にします。
しかし、実は一番コストが高いのはプレゼンティーイズムです。
理由は3つ。
① 気づきにくく、対策が遅れる
欠勤は数字で見えます。
プレゼンティーイズムは、見えません。
・会議で発言が減る
・判断が鈍る
・報連相が雑になる
これを
「最近やる気がない」
「本人の問題」
で片づけてしまう。
結果、組織全体のパフォーマンスが静かに落ちていきます。
② 周囲に“悪影響”が連鎖する
不調な社員が一人いると、何が起きるか。
・フォローする人の負担が増える
・チームの空気が重くなる
・小さなミスが増える
見えない負担がどんどん悪循環になる。
これは個人の問題ではなく、組織全体の損失です。
③ 本人が辞める直前まで我慢する
プレゼンティーイズムの社員ほど、
限界まで我慢します。
ある日突然、
- 休職
- 退職
- メンタル不調の顕在化
となり、こうなった時に
会社は初めてその人の事態に気づく。
これは、最もコストの高い離脱です。

プレゼンティーイズム改善=業績改善になる理由
理由① 生産性は「時間」ではなく「集中」で決まる
長時間働いても、集中力がなければ成果は出ません。
逆に、
- 心身が安定
- 判断が速い
- ミスが減る
これだけで、同じ人員でもアウトプットは上がる。
残業削減より、
プレゼンティーイズム対策の方が即効性があります。
理由② 管理職のマネジメントコストが下がる
不調な部下が多い職場ほど、管理職は疲弊します。
・注意
・フォロー
・トラブル対応
これらが減ると、
管理職は**本来の仕事(判断・育成・戦略)**に時間を使える。
結果、組織全体の意思決定が速くなります。
理由③ 離職防止は「未病対応」がカギ
辞める社員の多くは、
辞める前に必ず調子を崩しています。
プレゼンティーイズムは、
「離職の一歩手前」。
ここで手を打てる会社は、
- 人材流出が減る
- 採用コストが下がる
- 組織の経験値が蓄積する
という好循環に入ります。

では、何から始めるべきか(人事・経営向け)
① 「頑張っている人ほど危ない」という認識
真面目・責任感が強い人ほど、
不調を隠します。
評価制度が
「頑張る人が報われる」
だけだと、プレゼンティーイズムは増えます。
② 不調を“相談できる仕組み”を用意する
重要なのは、
本人の頑張り・勇気に任せないこと。
・外部相談窓口
・オンライン相談
・匿名性のある導線
企業の仕組みにこれがあるだけで、
早期対応が可能になります。
ラインケア(管理職)で対処ではなく
セルフケア(従業員自ら)の対応が可能になる
③ 管理職に「気づく視点」を持たせる
専門知識はいりません。
・最近、表情が硬い
・ミスが増えた
・反応が遅い
これを
「評価」ではなく
「声かけ」に使えるかどうか。
声かけが難しいと感じたら
会社のルールとして
「外部相談窓口を利用しよう」
そんな声かけだけでもいい
このルールが有るか無いかだけでも
組織の差が出ます。

まとめ:プレゼンティーイズムは経営課題である
プレゼンティーイズムは、
福利厚生の話ではありません。
業績・生産性・人材定着に直結する経営課題です。
・人はいるのに成果が出ない
・離職が続く
・現場が疲れている
こう感じたら、
すでにプレゼンティーイズムは起きています。
「もっと頑張れ」では、解決しません。
仕組みを変えた会社から、業績は上がっていきます。
何から手をつけたらいいのか?
わからない時は、まず連絡・お問い合わせをください。
